寒い季節になると暖房が欠かせなくなります。
ただ暖房の入った部屋で勉強していると、頭がぼーっとしてしまったり、すぐに眠くなってしまったり・・・そんな経験はありませんか?
今回はそんな人の為に、
『頭寒足熱の効果』
というお話をします。
ちなみに「ずかんそくねつ」と読みます。
この言葉、学校や塾などで聞いたことがあるという人もいるかと思いますが、漢字を見れば分かるとおりで、頭部を冷たく冷やし、足部を暖かくするという意味です。
集中して勉強するには、この『頭寒足熱』がお勧めです。
頭を暖めると、頭の外側の血管ばかりに血が巡り肝心の脳は血流不足、つまりボーっとした状態になりやすく、眠気を誘う原因ともなります。
また、周辺の空気が乾燥すると喉も乾きやすくなります。
ですから寒い時期に暖房をつけたとしても、頭部に直接温風があたるようなものは避けた方がいいわけです。
空気が乾燥することなども考えると、
理想的なのは厚着をして、暖房を使わないこと。
ただ、それだと寒くて・・・という場合は、足元だけ暖めるような暖房器具を使うというのがいいでしょう。
暖房の入った部屋で勉強すると
すぐにうとうとしてしまう・・・
という人は是非実践してみてください。
そして実は、この『頭寒足熱』には、
勉強に集中できるということのほかにも優れた効用があります。
『頭寒足熱』はもともと、勉強のためのものではなく健康であるための考え方として広まりました。
ですから、風邪を引きやすくなる冬の季節にとっては健康維持という側面でも効果があるということです。
具体的に『頭寒足熱』を実践する方法としては直接足元を暖めるほかにも、
・シャワーではなく湯船につかる。
・適度な運動をする。→特に足を動かす運動。
などがあります。
反対に、
・足を組んで勉強する。
ことは、足元の血行を悪くし、逆効果となります。
寒い冬に勉強する場合は、今回ご紹介した『頭寒足熱』をしっかり実践してみてください。