効果的な暗記方法

書かずに覚える暗記法~何回書いても覚えられない人へ~

 

単語や漢字などを暗記する場合に、多くの人は『書いて覚える』と思います。

 

その方が覚えやすいという人もいれば、そうするようにと親御さんや先生に言われるからという人もいることでしょう。

 

ただ、

 

「書いて覚える」と「書いたら覚えられる」の違い

 

という記事でも話したとおり、書けば覚えられるかと言えば、そうとも限りません。

 

反対の言い方をすれば、書かなくても覚えられればそれでいいわけですよね。

 

今回はそんな視点で、書かずに覚えるにはどうすればいいか?そのコツについて話をしていきたいと思います。

 

 

書かない暗記法

 

書かずに覚えるためのコツを知るためには、
まず記憶にまつわる"脳"の仕組みを知っておく必要があります。

 

これについては、

 

忘れる脳、忘れない脳。~記憶の仕組み~

 

という記事に細かく書いているのですが、
とにかく覚えたいものがあれば、

 

1.インパクトを持たせること
2.繰り返すこと

 

が重要になります。

 

このうちの1は、とにかく頭に深く刻み込むということ、
そして2の方は、忘れないようにするために必要なポイントです。

 

これからしっかりできるなら、別に書く必要はありません。

 

書いて覚えようとすると、書いたということで満足してしまって、
まったく覚えられてないという人が出てきます。

 

そういう人は、今からお伝えする暗記法の方が頭に残りやすいかも知れませんので、ぜひ試してみて欲しいと思います。

 

 

書かずに覚える手順

 

ではここから、書かずに覚える手順について解説をします。

 

この手順には大きくわけて3ステップがあります。

 

その3ステップとは、

 

1st:素早く何度も目を通す。
2nd:隠しながら目を通す。
3rd:テストしてみる。

 

というものです。

 

1st:素早く何度も目を通す。

 

まず1stステップ。

これはとにかく繰り返し目で見て、覚えるものを頭に焼き付けるというステップです。

 

具体的には、

 

1.覚えるものを決める。
2.それに一通りさっと目を通す。
3.続けてもう一度目を通す。
4.次は、声に出しながら目を通す。
5.続けてもう一度声を出しながら。
6.声を出さずに再び目を通す。

 

こんな感じの流れになります。ここでのポイントは、
必要以上に「覚えなきゃ!」と力を入れすぎないこと。

なるべくリラックスした状態で、素早く覚えるものを目で見ていくというイメージですね。

 

声を出したり、出さなかったりとありますがこれは実際に試してみて、どちらの方が頭に残りやすいかで判断すればいいと思います。

 

基本的には、声に出す場合、出さない場合と両方取り入れておくほうがいいでしょう。

 

このようにして、覚えるものを最初に決めたら、そこから5回繰り返して目を通すことをします。

 

「え、5回も??」

 

と思うかも知れませんが、5回ずつ書きましょうと言っているわけではありませんのでそんなに時間はかからないはずです。

 

 

2nd:隠しながら目を通す。

 

続けて、2ndステップです。

 

ここでは、先ほどの1stステップによってどの程度が覚えられているのかを確認しながら進めていきます。

 

7.覚えた部分を隠して、一通り見直す。
8.覚えられてないものをその場で覚える。
9.7~8を繰り返す。

 

ここは軽くテストをしながら進めていくことになります。

 

そして、テスト&覚えなおしの繰り返しを行っていきます。
ちなみにここの繰り返しに関しては、定められた回数はありません。

 

全て覚えられたな、と自信がつくまでやる、
これが原則です。

 

何度繰り返してもなかなか覚えられないというものに関しては、途中お話したとおり

 

インパクトを持たせる

 

ということを試してみます。
実際にどうやってインパクトを持たせるかは

 

忘れにくくて思い出しやすい7つの記憶法

 

を参考にしてみてください。

 

こうして繰り返しにより覚えられたな、と思っても実はそこで終わりではありません。

 

覚えられたと感じてから最後に行うのが3rdステップになります。

 

3rd:テストしてみる。

 

このステップの内容は、

 

10.実際に書いてテスト。

 

です。ここまで覚える段階では全く書いていませんでしたが、
最後だけは書いて確認のテストを行います。

 

なぜなら、結局覚えたものが試されるのはペーパーのテストだからです。

 

頭の中で暗記が出来ていたとしても、それが紙に書けなければ点にはつながりません

 

あとは、特に単語のつづりなど、勘違いして覚えてしまっているようばものは、こうやって書いてみないと気づけないものです。

 

最後にしっかり紙に書くテストをしてみて、
それで全てが書けたら、この暗記法は終了です。

 

 

さて、書かずに覚える暗記法、いかがだったでしょうか?

 

ここまでの流れを全てまとめておくと。

 

<1stステップ>
1.覚えるものを決める。
2.それに一通りさっと目を通す。
3.続けてもう一度目を通す。
4.次は、声に出しながら目を通す。
5.続けてもう一度声を出しながら。
6.声を出さずに再び目を通す。

<2ndステップ>
7.覚えた部分を隠して、一通り見直す。
8.覚えられてないものをその場で覚える。
9.7~8を繰り返す。

<3rdステップ>
10.実際に書いてテスト。

 

というものでしたね。

 

間違って欲しくないのは、

 

書かない=楽をする

 

ではないということです。

 

書かないなら、書かないなりに、何度も繰り返してしっかりと頭の中にインプットしなければなりません。

 

そして最後はきちんと確認も行う。これをやらないと、

 

「あれ、覚えてたつもりなのに・・・」

 

ってことが起こってしまいます。

 

書いても書いても覚えられないという人は
ぜひ今回の方法を試してみてください。

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