前回に引き続き、勉強のやる気が出な
い原因について考えたいと思います。
やる気が出ない原因を考えるときには
2つの視点が必要です。
そのうちの1つは、
「やる気を阻害するものが何かあるの
ではないか?」
ということ。
例えば前回お話した、
「やることが決まっていない」
というのも、やる気を阻害してしまう
ものに入りますね。
そしてやる気が出ない原因を考えると
ときに必要なもう一つの視点は、
「やる気を後押ししてくれるものが
足りないんじゃないか?」
ということです。
もうちょっとでやる気が出るという
ところで、「コレ」があれば行動でき
るという何かやる気を後押ししてくれ
るものが欠けているというのも、やる
気になれない原因と言えます。
以上のような感じで、ここからはこの
2つの視点にわけてやる気がでない原
因について話をしていきたいと思いま
す。
まず今日は2つの視点のうちの1つ
目である
「何かやる気を阻害するものがあるの
ではないか?」
ということに関してです。
やる気を阻害するものの代表格と言え
ば、
「他のやりたいこと。」
ですね。
例えば、
・ゲームがやりたい。
・携帯を触りたい。
・趣味に取り組みたい。
・テレビを見たい。
・漫画を読みたい
など。
そっちに気がとられていることで、
勉強のやる気につながらないというこ
とです。多くの人が経験してるんじゃ
ないでしょうか?
さて、こういうものがある場合は、ど
うしても先にそちらをやりたくなって
しまいます。
ただ、何も考えずにそういうやりたい
ことをはじめてしまうと収拾がつかな
くなって、結局気づいたらもう寝る時
間・・・なんてことになってしまいま
すね。
ですからこういう場合はまず、しっか
りとした優先順位をつけることをしな
ければなりません。
具体的な方法としては、勉強も含めて
やりたいこと、やらなければならない
ことを、全て1枚の紙に書き出してみ
ましょう。
書き出すときの順番は適当で構いませ
ん。
一通り書き出せたら、それらをさっと
眺めて、今日やる必要がないんじゃ
ないかと思うものを削除します。
例えばあるテレビ番組を録画して後日
見る、というであれば、今日は直接
見ないので、予定からは削除となりま
す。
そして今日やらなければならないもの
のうち、大事なものには優先順に番号
を振っておきましょう。
(※一番大事なものが1です。)
ここまでできたらあとはそれらをやる
順番に並べます。
このときは必ず、
「やるべきこと」(優先1)
↓
「やりたいこと」
↓
「やるべきこと」(優先2)
の順に並べてください。
やるべきことの間にやりたいことを
挟み込むというのがポイントですね。
これを逆にしてしまうと、やりたい
ことで時間を取られすぎて、そのまま
眠くなって・・・という非常に悪い
流れになってしまう可能性があります。
やるべきことをやっている時間に見た
いテレビがあるといった場合は、それ
を録画して、決めたタイミングで見る
ようにします。
このようにして、やるべきことをやっ
たあとにやりたいことができる、とい
う計画にしておくと、
「このあとやりたいことができるから
今はちょっとがんばろう・・・」
という気持ちにもなりやすいと思いま
す。そしてその時間は余所見をせずに
目の前のやるべきことに集中すること
を心がけてください。
やりたいことがたくさんあると、どう
しても勉強が後回しにされがち。
でも、それはやらなければならない
こととして、必ず最初にやってしまう
という習慣をつけましょう。
では次回は、
「やる気を後押ししてくれるものが
足りないんじゃないか?」
ということについてお話をしたいと
思います。