今日は比較的よくやってしまう定期テスト対策の
『残念な勉強法』
について話をしていきたいと思います。
これから3つの勉強法の例を挙げます。
どれか1つでも当てはまってしまった人は要注意です。
残念例① テスト1週間前から必死でノートまとめをやる。
真面目な子ほど多いパターンなんですが、
このやり方で点を取れる子はほとんどいません。
なぜなら、1週間前からノートをまとめ始める子たちの
ほとんどは、ノートをまとめることでテスト勉強を
したと思い込んでいるからです。
肝心なのはノートをまとめ終わった後。
せっかくノートに大事なポイントをまとめても、
その内容が頭に入っていなければテストで得点は
できません。
まとめながら頭に入れている・・・と言う人もいますが、
そういう子のノートを取り上げて軽く問題を出してみると
全然できないなんてことはしょちゅうです。
ノートまとめをするのであれば、
ノートをまとめる
↓
まとめた内容を覚える
↓
問題を解いて確認する
と、ここまでやらないと十分な成果にはつながりません。
1週間前からまとめ始めたのでは到底間に合わないわけです。
別にノートをまとめることが間違っていると
言っているのではなく、
1週間前からはじめることが遅すぎるという話です。
ノートをまとめること=テスト勉強だと思っている人は
要注意ですよ。
残念例② 教科書準拠の問題集を1冊解く。
これもテスト前の勉強法としてよくあるケースです。
教科書に沿った問題集を買ってきて、
それをテスト勉強のために使うというものですね。
完全に間違いというわけではありませんが、
「こればかり」に頼ると、思ったほど点が取れない
という結果になることもあります。
そうなってしまう理由の1つは
「テストの傾向と準拠問題集の構成が
マッチしていないから。」
です。
例えば英語の準拠問題集を例に挙げると、
ある問題集が、
単語:表現:文法:長文
2 : 2 : 4 : 2
という割合の問題構成になっていたとします。
仮にこの問題集を使ってテスト勉強をした場合に、
もしテスト本番の出され方が、
単語:表現:文法:長文
1 : 2 : 2 : 5
だとしたらどうでしょう?
長文であまり点が取れないということがわかりますよね。
このように実際のテストに出される問題の傾向と
使っている準拠問題集の問題傾向が大きく異なると
しっかりとした対策が出来ない場合があります。
また仮に傾向があっていたとしても、
「問題数が少なすぎて定着しない。」
という2つ目の理由で点が取れないということにもなります。
準拠問題集は薄い問題集の中に、
たくさんの単元を詰め込んでいますので
どうしても一つの単元あたりの問題数が少なくなりがちです。
ですから、1冊の準拠問題集をやりきったくらいで
満足していたのでは、
演習不足になってしまうということですね。
こういう事態を防ぐためには、
やはり数冊の準拠問題集を使うということが一番ですね。
一冊にこだわりすぎることなく、
テスト前には複数冊の準拠問題を解いて
いろんな問題に慣れておくことがいいでしょう。
もちろん、まずは一冊をきちんと仕上げるということも
意識してください。
残念例③ テスト前日まで提出物に追われている。
テスト前になるとワークなどの提出物を求められる
こともありますよね。
その提出がテスト当日だったりするので、
テスト前日まで提出物に追われている・・・
という人がいます。
確かに
「提出物をやること=テスト勉強」
とつながりがあるかも知れませんが、
上記のような例だと、ただやることで精一杯と
なってしまい、やった内容を頭に入れるところまで
気持ちが向かないと思います。
提出物を終わらせることに必死で、
まともにテスト勉強ができなかった・・・
となってしまうわけですね。
こうならないようにするには、
やはり日ごろから提出物になるものをやっておくのが一番です。
少しずつでもやっておけば、
テスト直前が非常に楽になりますし、
しっかりと他のテスト勉強にも取り組めます。
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以上、ここまでで挙げてきた
1.テスト1週間前から必死でノートまとめをやる。
2.教科書準拠の問題集を1冊解く。
3.テスト前日まで提出物に追われている。
はテスト勉強として
『残念な勉強法』
の典型例です。
もちろんこれらもテスト勉強の一部ではあります。
ただ、これだけでは点が取れないものでもあるんですね。
どれかに当てはまっていた人は次回のテストから
それを修正していきましょう。