勉強計画の立て方

三日坊主必見!楽しく勉強を継続できる方法

 

 

せっかく細かく計画を立てても、それが継続しなければ
意味がありません。

今回はいつも三日坊主の人でも最後まで計画を実行できるコツについて
お話をしたいと思います。

 

立てた計画を三日坊主で終わらせずに継続するためには、

1.継続したいと思う『気持ち』を持つこと。
2.継続するための『仕組み』を作ること。

の2つが必要になります。

 

継続したいという気持ちがあっても、
その気持ちを維持するための仕組みがなければ、
徐々に気持ちは低下してしまいますし、
逆に継続するための仕組みをしっかり作っていても、
そもそも継続する気もちがなければ、続くはずもありません。

ですから、勉強をしっかり継続するためには、
これら2つの要素はどちらも欠かせないということになります。

 

今回はこの2つの要素のうち、

1.継続したいと思う『気持ち』を持つこと。

について話をしていきたいと思います。

 

継続したいと思う気持ち

当たり前ではありますが、継続したいと本人が思っていなければ
継続できるはずがありません。

継続したいと思う気持ちになるには、
継続するための理由が自分の中に必要です。

 

「なぜ継続しなければならないのか?」

 

この問いに対する答えをはっきり持てていれば持てているほど、
長く継続することが可能になります。

 

継続する理由とは?

では継続する理由にはどんなものがあるのでしょうか?

大きくわけると、

1.プラスの感情になれるから。
2.マイナスの感情になるから。

という2つになります。

やっていることを継続するかどうか、
その判断基準はもちろん自分自身にあるわけです。

そして細かい理由はどうであれ、
結果的にその判断を決めるのは感情なんです。

継続したいと思う感情を持てれば、継続するし、
そうじゃなければ継続しない、という非常に単純なメカニズムです。

 

例えば、

理屈:今回のテストで点が取ればいい高校に行ける!
感情:まぁ別にランク下げてもいいか・・・。

こういうケースであれば、
まず間違いなく継続はしません。

なぜなら継続したい感情を持てていないからです。
理屈では継続した方がいいというのはわかってる。
でも気持ちがそこに向いてないんですね。

 

仮にこれが、

理屈:今回のテストで点が取れればいい高校に行ける!
感情:ライバルのあいつに負けたら悔しい。

だとしたらどうでしょう?
さきほどと同じ理屈ではありますが、こちらの方は

「負けたくない!」
「負けたら悔しい!」

という感情が入っていますね。

こういう場合はおそらく継続して勉強することができます。

 

この例からもわかるように、
基本的に人間は感情で動く生き物なんです。

いくら理屈で理由付けされても、
そこに感情が伴わなければ行動には移せません。

だからこそ、継続する理由を考えるときには
感情を中心に考える必要があります

 

プラスの感情理由

勉強の計画を継続するためのプラスの感情理由には、

「好き」
「楽しい」
「うれしい」
「面白い」
「ほめてもらえる」
「心地よい」
「楽ができる」
「誇らしい」

などがあります。
もちろん他にもありますし、これから組み合わさったケースもあるでしょう。

まずはこういうプラスの感情になる理由を探してみて欲しいと思います。

「なぜ継続しないといけないのか?」
「なぜなら継続することで○○××となり、とってもうれしいから!」

という感じです。

マイナスの感情理由

プラスと同様に、勉強の計画を継続させるためのマイナスの感情とは、

「嫌い」
「楽しくない」
「悲しい」
「つまらない」
「怒られる」
「辛い」
「苦労する」
「はずかしい」

などがあります。
ここで注意すべきは、このマイナス感情を勉強そのものに向けては
ダメだということです。

勉強そのものにマイナスを感情を向けてしまっては、
勉強を継続する気がなくなってしまうからね。

ですから、マイナスの感情を向ける対象は、
計画を継続しなかった場合の未来の自分にしてください。

 

もし、勉強の計画を継続せずに途中でやめてしまったら・・・

「行きたい高校に行けなくなって悲しい。」
「補修に参加しないといけなくて辛い。」
「親からまたうるさく怒られる。」

などがその例ですね。

 

ちなみにですが、この感情の話をしたときに、ある生徒から。

「じゃあプラスの感情理由とマイナスの感情理由のどちらを作ればいいですか?」

と質問をされました。

 

この質問への回答は、

「できれば両方。」

です。

 

プラス・マイナスどちらか片方というよりは、
その両方をセットで作る方が効果はアップします。

もちろん絶対に両方必要ということではありませんので、
そのあたりは自分なりの判断でOKです。

 

プラス感情とマイナス感情どっちが強い?

先ほどの質問とおなじような感じで、

「プラスとマイナス、どちらの方が「強い」ですか?」

という質問もされたことがあります。

「引き分け!」

と、言いたいところなんですが、実はこれには明らかな差があるのです。

 

プラスとマイナスで強いのはマイナスの感情です。

 

人間は先ほど感情で動く生き物だと話しましたね。

感情を司るのはもちろん「脳」です。

 

人間の脳は、さまざまな感情を感じることができます。

うれしいとか悲しいとか、そういう感情全ては
脳が感じ取っているということですね。

 

そんな中、脳が嫌う感情というものが存在します。

それが「」です。

脳はとにかく「苦」にまつわる感情を嫌います。
なんとかして、その感情から抜け出そうとします。

 

つまり、

「勉強の継続をやめてしまうと、
「苦」に関するマイナスの感情を受け取ることになる」

そう思うと脳は、

「じゃあ、継続しなきゃダメだ!」

と判断をするというわけなんです。

(*脳についての話はまた別の機会に。)

 

とはいえ・・・

マイナスの感情を避けるためだけに勉強を続けるのは、
面白くありませんよね?

ですから、プラスもマイナスもどちらの感情もバランスよく
刺激できる理由を考えるのがBESTです。

 

感情により継続を促すための重要なポイント

継続するには感情を伴った理由付けが必要だと言う話を
ここまでしてきました。

ただ実は、そういう理由を「作っただけだけ」ではまだ物足りません。

プラスの感情理由とマイナスの感情理由、
それぞれを作ったら、絶対にやっておいて欲しいことがあります。

 

それは、

イメージ

です。

 

そしてこれには必ず順番が合って、

マイナス感情理由

プラス感情理由

の順でイメージをしてください。

 

一例を挙げると、

[マイナス]
点が取れずに親からひどく怒られているイメージ
(いやだなぁ、こうなるのは避けたいなぁ…)

[プラス]
テストをライバルと見せ合ったときに勝利し、喜んでいるイメージ
(よし、今回は自分の勝ちだ!うれしい!)

という感じです。

 

これらを出来る限り鮮明にイメージしてください。
本当にその場面に自分がいるようなつもりで、
リアルにその感情を感じている自分を想像してください。

ここで一度しっかりイメージできていると、
計画が進み始めた途中段階で、
その感情を再び思い出すことができるようになります。
ちょっとやる気が低下してきたときなどに効果的ですね。

このように感情をコントロールできると、
計画を継続しやすくなるわけです。

 

 

まとめます。

「計画を継続するためには、
プラスの感情理由とマイナスの感情理由を明確し、
それを一度しっかりイメージしておく。
その後やる気が低下してきたら再度イメージしなおす。」

ということでした。

 

次回は、

2.継続するための『仕組み』を作ること。

についてお話をしたいと思います。

 

 

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