勉強計画の立て方

勉強の計画を立てる方法の具体的な流れ

 

さて今回は、勉強の計画を立てる具体的な流れについて
お話していきたいと思います。

計画を立てる順序は、

1.勉強するものを決める。
2.やるタイミングを決める。

という2段階、これだけです。

手順としてはとてもシンプル。
でもとても奥が深くて難しいのがこの計画の立て方です。

ここから上記1,2それぞれについて解説をしていきます。

 

1.勉強するものを決める。

まずは何を勉強するかを決めましょう。

基本的には、

学校のモノ + 市販の教材

ということになります。
塾通いをしている人なら、市販の教材の代わりに
塾の教材を入れても構いません。

学校のモノとは、

1.教科書
2.ノート
3.ワーク系
4.配布されたプリント類
5.資料系(国語の便覧や地図帳など)

のだいたい5種類になります。

学校のテストですから、
先生たちはこれら、学校で使われているモノをベースに
テストを作成します。

ワークやプリントに出ている問題を
そのままテストに出題するという先生もいます。

ですから、これら学校のモノは
しっかりやっておかないと、それだけでやった人との
差がついてしまうものとなります。
特にテスト範囲表の中で強調されているものがあれば
念入りにやっておくようにしましょう。

 

ちなみにですが、
目標とする点数が平均点くらいなのであれば、
こういった学校のモノを勉強するだけで十分到達できるはずです。

他の問題集には手をつけず、
徹底的に学校のモノだけを繰り返して定着させる。

これで平均点を取るために必要な
最低限の勉強というのはクリアできてしまうと思います。

 

反対に平均点なんかじゃ物足りない、出来る限り高得点を狙いたい
という人は、学校のモノ以外もやっておいた方がいいですね。

でもそれは学校のモノがちゃんと出来ているという前提での話です。
目標点が平均点くらいまでであれば、とにかく学校のモノを。
それ以上なら他の問題集にも手をつける、というイメージで、
自分のレベルに応じて勉強するものを決めましょう。

 

2.やるタイミングを決める。

やるタイミングを決めるポイントは、

1.暗記→演習→復習の順で。
2.無理に詰め込まない。
3.予備日を設定しておく。

という3つになります。

ここは重要なポイントですからしっかり頭に入れてくださいね。

 

暗記→演習→復習の順で

やるタイミングを決めたときに、どういう順序でやるかと迷ったら

 

暗記(覚えるべきものは早めに覚える。)

演習(問題を解いてしっかり確認する。)

復習(覚えていないものを覚えなおす。)

(出来なかった問題を解きなおす。)

という順序でやっていきましょう。

 

早くから暗記しても、どうせ忘れてしまうし・・・

という人がいるのですが、
それは暗記の仕方に問題があるということです。

テスト前にはたくさんのことを覚えないといけないですから、
テスト直前だけに頼ろうとするのはやはり無理があります。

十分に時間が取れず、覚え漏れも発生してしまうでしょう。

早いタイミングから暗記をしておけば、
一度に覚える数を減らすことができますし、
今回の流れのように、後からの復習をすることもできます。
結果的に負担が少なく、たくさんのことを覚えられるということですね。

どうしても忘れっぽい人は

『覚えてもすぐ忘れてしまう』を防ぐ暗記方法

という記事も参考にしてみてください。

 

そして、暗記ができたら、
問題を解いて確認する時間の確保も必要です。

また問題を解くのも、一度解いたらそれで終わりではなく、
解きなおすということも考えておかなければなりません。

ですから計画上では

演習 → 復習

はワンセットと考えて、おく必要があります。
計画の中に、同じ問題集が2回以上登場するということです。

この復習をしないままだと、
せっかくの演習効果が生かせないままテストにのぞんでしまうことになるので
注意が必要です。

繰り返しますが、

演習 → 復習

の流れは常にセットだと思っておいてください。

 

2.無理に詰め込まない。

こちらは前々回の記事

勉強の計画を立てる方法|いい計画とは?

にも書きましたが、
無理に詰め込んだ計画を作ったところで、
結果的にそれを実行できなければ意味がありません。

目安としては、
1日で取れる学習時間の8割くらいで計画しておくのがベストです。

 

例えば1日3時間の勉強時間が確保できそうなら、
だいたい2時間半くらい出来るであろう計画にしておくということですね。

なぜそのようにするかと言うと、

少し余裕を見ておいた方が予想以上に時間がかかってしまったり、
集中力が途中で途切れてしまったりした場合に、
調整が付きやすいからです。

仮に予定通りに進んで時間があまるようなことがあっても、
計画を先へ進めたり、これまでの復習に時間を使うようにすれば
浮いた時間が無駄になることはありません。

詰め込みすぎて、計画通りに進まないという日が続いてしまうと
必要以上にストレスを感じてしまったり、
それによりやる気がなくなってしまったりする原因にもなります。

詰め込みすぎず、やや余裕を持たせた計画にするようにしましょう。

 

3.予備日を設定しておく。

詰め込み過ぎないようにと意識して計画を作っても、
結局計画通りにやり切れないという日も出てきてしまうでしょう。
それを補うためにあらかじめ考えておくのが

「予備日」

です。

この予備日には最初から予定を入れず、
その1週間でやり切れなかったことや、
やったことの復習をする日という設定にしておきます。
予備日としてオススメしたいのは土日などの週末です。

 

土日は学校が休みというところもあり、
そこで集中的にテスト勉強を・・・と考えている人も多いと思います。

しかしながら、そういう考えこそが上記に出てきた「詰め込み」の原因にもなっています。

 

「休みで時間があるからたくさんできるだろう」

と土日にテスト勉強の大半を持ってくる人がいます。

実際に時間はあるはずなのですが、なぜか計画していた通りに進まず、
下手すると計画の半分も進んでない・・・
という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
そのときによって原因は様々だと思いますが、
テスト直前にこうなってしまっては、もはや挽回することもできません。

そうならないためにも

休み = たくさん勉強できる! = 詰め込む

という計画の立て方をやめて、
土日のうちの1日は予備日としてあけるような
計画にしておくのがベストです。

テストまでに土日を挟むなると
気持ち的にどうしてもそこを頼ってしまいがちです。

でもそいういう計画だと失敗しやすいというのも事実。
土日を予備日にできるくらい、平日をうまく使える計画にしておきましょう。

 

以上、ここまで計画を立てる順序として

1.勉強するものを決める。
2.やるタイミングを決める。

という2つについてお話してきました。

 

あとはこれらをただ頭の中で想像するだけではなく、
実際に紙に書いて、見えるところに計画表として貼っておくことが大切です。

いつでも見れて、
すぐに進み具合が確認できるようにしておきましょう。

 

本日は以上となります。

 

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