勉強法コラム

予習と復習はどちらが大事か?

 

さて今日は

 

「予習と復習はどっちが大事か?」

 

という話をしたいと思います。

 

 

まあ結論から言えば

 

「どちらも大事」

 

なのですが、そのやり方や目的をしっかり
意識しないと、

 

「効果のない予習」
「効果のない復習」

 

になってしまいますので、そのあたりを
今回はしっかり意識できるようになって欲しいと思います。

 

 

予習をする目的とポイント

 

まずは予習をする目的、つまり

 

「何のために予習をするのか?」

 

というお話からしておきます。

 

 

授業の予習をする目的は、

 

「授業の理解度を上げるため。」

 

ということです。

 

前もってどんな内容を扱うか見ておくと、
ある程度の"予備知識"がある状態で授業を
受けらることができます。

 

そうすることで知識ゼロの状態で授業を受け
るよりも説明内容が頭に入りやすくなるんですね。

 

例えば英語で言えば、本文中の単語を調べて
いくだけでも、

 

「あれ、この単語どんな意味だっけ?」

 

とならずに、先生の話に集中することができます。

 

逆に分からない単語だらけだと、先生の説明
を聞いてもチンプンカンプンになってしまうと思います。

 

予習をすることで授業がわかりやすくなる。
その結果このあとお話する復習も楽になるわけですね。

 

 

しかしながら、ときどき予習の目的を勘違い
している人がいて、

 

「予習は、先生の話を聞かなくても大丈夫
なようにやっておくもの。」

 

と言っている人がいます。

 

これ、先ほどお伝えした目的と全く違うって
ことに気づけますか?

 

私が言っている目的は、

 

「授業の理解度を上げるため。」

 

というものですから、そもそもの授業を
きちんと受けることを前提にしているわけですね。

 

つまり、予習はあくまで授業とセット

 

授業をおろそかにしてしまっては、予習の
意味がなくなってしまうということになります。

 

「予習してるから、授業は適当で・・・」

 

なんて勘違いは絶対にやめてくださいね。

 

あとは、

 

「塾で予習してるから、学校の話はあんまり
聞かなくても大丈夫。」

 

と言う人もいますが、これも要注意です。

 

なぜなら学校のテストをつくるのは学校の
先生だからです。しっかり授業を聞いておか
ないと、そういうテストに出るヒントを聞き
逃してしまうかも知れません。

 

また、1度塾で予習をしたから全てが完璧
ってことはそうそうないはず。だから学校の
授業を復習としてしっかり受けておくことが
結果的に塾で予習したことの定着にもつながります。

 

 

ここまで予習の目的について話をしました。

 

あとは予習のポイントですが、
予習で一番やって欲しいのは、疑問に思うこ
とを考えておくということです。

 

そうすることで、その疑問を授業の中で解決
しようと、より高い集中力で授業を受けるこ
とができます。

 

ただ何となく予習するだけではなく、

 

「この部分がわかりにくいから、明日の授業
でしっかり聞こう。」

 

と、聞きたいポイントをイメージできていれ
ば、更に授業中の学習効率はアップします。

 

ぜひ、その点意識してみてください。

 

 

復習をする目的とポイント

 

授業の復習をする目的は、

 

「授業内容を定着させるため。」

 

ですね。

 

授業を受けっぱなしでは、その内容を忘れて
しまう可能性が高いからです。

 

あとは復習をしてみることで、先生の話を
聞いて、わかったつもりになっているところ
がどこなのかも判断できます。

 

聞いてたときはわかったような気になった
けど、実際に1人で考えたり、問題を解こう
を思うとわからなかった、って経験は誰でも
あると思います。

 

そういうものに気づけるのも復習の効果です。

 

そんな復習ですが、一番のポイントは復習を
するタイミングです。

 

エビングハウスの忘却曲線から学ぶ2つのこと。

 

という記事にも書きましたが、
1度目の復習はなるべく早いタイミングがベストです。

 

多くの人が持ってる復習のイメージは、

 

「忘れたことを思い出す」

 

というものかも知れません。

 

ただ、本当に忘れてしまっているものは、
再度覚えなおさないといけないので、非常に
手間がかかりますよね。

 

そうであれば発想を少し変えて、思い出す以前に

 

「忘れないようにする」

 

ことの方が楽チンだと思いませんか?
これだと再び覚えなおす手間も、時間もかから
ずに済みます。

 

ですから、復習は、

 

「忘れたことを思い出す」

ではなく、

「忘れないようにする」

 

ということを意識して行われるべきなのです。

 

そういう意味では当然忘れる前のタイミング
で復習をしなければならないということに
なりますよね。

 

時間が経てば経つほど、忘れる量は多くなります。

 

ですから、なるべく早いタイミングで復習
することが大切なわでけす。

 

 

ここまで予習と復習の目的やポイントについ
て話をしてきました。

 

繰り返しになりますが、

 

予習は、

「授業の理解度を上げるため。」

復習は、

「授業内容を定着させるため。」

 

に行うものとなります。

 

ですから、

 

「いまいち授業についていけてないかも」

 

という科目に関しては、なるべく予習型を
心がけてみるのも一つの方法です。

 

ただ、復習は全ての科目に共通して必要性の
高いものとなりますので、こちらははずせません。
忘れてしまっては点が取れないですからね。

 

以上、予習と復習の話でした。
参考にしてみてください。

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