勉強法コラム

天才の勉強法

 

さて、今日は天才の勉強法という話をしたいと思います。

 

過去の私のこともちょっとだけ交えながら
いつもとはイメージの違う「ストーリー調」
で書いていきたいと思います。

 

天才になりたい!と思う人は読んでくださいね。

 

 

天才だった友人。

 

私が高校時代に、常に学年TOPで、全国
模試でも見たこと無いような恐ろしい偏差値
を叩き出すという友人がいた。

 

他の友人からも、先生からも、

 

「あいつは天才だな。」

 

と言われ続けた、私たちのなかでは"伝説"
となっている男。

 

そんな彼の名前は真淵くん。

 

この前たまたま会う機会があったので、
こういうブログをやってるんだが、君の話を
してもいいかい?と聞いてみたところ、
快くOKしてくれた。

 

彼は高校を卒業したあと、日本の大学へは進
まず、アメリカへと渡った。

 

そのとき別の友人が彼に、

 

「なんでわざわざアメリカの大学に?」

 

と質問したのだが、そのときの彼の回答は、

 

「だって、アメリカの方が広いだろ?」

 

と、若干意味不明だったことを記憶している。

 

が、要するに、彼ほどの頭脳を持ち合わせて
いると日本は狭く感じるんだろうと、私は
そのとき解釈した。

 

彼はアメリカの大学を卒業したあと、2年ほ
ど世界の他の国を見て回り、その後アメリカ
に戻って自分の会社をつくった。

 

今はその会社も売り払って、自由気ままに
世界各地を転々としながら、個人で経営コン
サルタントという仕事をしているらしい。

 

そんな彼から勉強の仕方を教わったのは私が
大学生のとき。

 

天才の勉強法

 

当時、大学生の私は、個別指導塾で講師の
アルバイトをしていた。

 

大学が終わればすぐに塾に行って、その日
やる授業の予習やプリント作りをやっていた。

 

週に5日。社員なみに塾に入り浸って、
気が付けばそこで寝泊りなんてことも・・・。

 

今では考えられないが、当時はそれが私の
日常だった。

 

そんな日常の中である困った場面に直面した。

 

長く担当している生徒(当時高3)が、模試
で結果が出せず伸び悩んでいたのだ。すごく
努力はしてくれているのだが、いまいち結果
に結びつかない。

 

このままでは受験校のレベルを落とさなけれ
ばならない、そんな状況になっていた。

 

そんなとき、ふと高校時代に天才と呼ばれた
真淵くんのことを思い出し、久しぶりに連絡
をとってみた。

 

といっても、彼は携帯電話を所有しておらず
連絡はパソコンのメールのみ。

 

「ちょっと相談にのってくれないか?」

 

とメールをしてみたところ、ちょうどアメリ
カの大学が休みで日本に帰ってきていると
いうことだったので(すごいタイミング)
早速翌日に高校時代に友人たちと良く行って
たマクドナルドで待ち合わせをした。

 

そして約2年ぶりに再会。

 

相談料の換わりに彼の大好きなビッグマック
をおごり、話を聞いてもらった。

 

「オレの生徒で、偏差値が上がらなくて困っ
ている子がいて、どうしてあげたらいいか
分からない子がいるんだけど、真淵くんって
どうやって勉強してた?」

 

すると天才真淵くんの答えは、

 

「うーん、オレがやってたのは、とにかく
問題集の丸暗記だったな。バカみたいに1冊
をやり直して、その1冊はどこをどう出され
ても完璧って言えるくらいに。」

 

というものだった。

 

正直、もうちょっと裏技っぽい回答が聞ける
のかと期待していた自分は、あまりの当たり
前な答えに唖然としてしまった。

 

ただ、その後の会話の中で、

 

 

「オレ、高校のとき天才って言われてたで
しょ(笑)実を言うとあれがすごくプレッシャーで。

 

そんなに自分では頭いいほうとかって思って
なかったから、とにかく1個でも2個でも
確実に出来ることを増やそうと思って。

 

でもそのためには、いろんな問題集やるより
1冊を完璧にした方がいいんじゃないか?
って始めたのがさっき言った勉強法。

 

なんか1冊極めると自信にもなるし、2冊目
で他の問題集やるときもすごい楽なんだよね。」

 

 

という話を聞いて、彼が天才と言われた理由
がわかった気がした。

 

「こだわり」から生まれる結果

 

別にいい点が取れるからって、彼は何か特別
な勉強の仕方をしていたわけではない。

 

ただひたすら、目の前の問題を解き続け、
そして繰り返すことで1冊を完璧と思える
までに仕上げた。

 

1問1問を確実にこなす。そして1冊を極める。

 

ここに対して本気で取り組めたからこそ、
彼は天才と呼ばれるほどの知識を身につけることに成功した。

 

結局天才になれるかどうかは、目の前のやる
べきことに対する

 

「こだわり」

 

の度合いで決まってくるということ。

 

すぐあきらめる子と、粘り強く頑張る子。

どちらが天才に近づけるかと言えば、当然後者の方。

 

適当にたくさんの問題を解く子と、
1問1問にこだわって、きちんと解けるようにする子。

どちらが天才に近づけるかと言えば、これも当然後者の方

 

天才とは即ち、

 

「こだわるというの選択をしてきた人たち」

 

と呼べるかもしれない。

 

だからこそ正しくこだわる選択ができれば、
誰でも天才になれる可能性を秘めているということ。

 

天才の勉強法とは、こだわりの勉強法。

 

それを真淵くんより教わることができた。

 

 

そんな話を後日、私は自分の担当生徒に伝え
てみた。するとその子は、

 

「最近あせって色々なものに手を出しすぎて
いるかも知れません。ちょっとやること絞っ
てみます。」

 

と言ってくれた。
正直自分も彼がそんな状態だと気づけていな
かったので、一緒になってやるべきことの
選別を行った。

 

結果・・・

 

その次の模試で、目標とする偏差値あと一歩
というところまで、伸ばすことができた。

 

真淵流のこだわり抜く勉強法。

 

天才を目指したい、と思う人は、
是非彼の方法をまねしてやってみて欲しい。

 

 

・・・というわけで、今日は天才の勉強法と
いう話をしてきました。

 

勉強に関してだけじゃなく、世の中で天才と
呼ばれている人は、それに対するこだわりが
がすごい人たちばかりですよね。

 

ただ、一つの教科とかにこだわりすぎて
他の教科の勉強に手が回らなかった・・・
というふうにならないようにだけは注意してください。

 

以上、天才の勉強法の話でした。

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