勉強法コラム

勉強における「インプット」と「アウトプット」

 

勉強法の話をするときに良く出てくる用語の中に、

 

インプット と アウトプット

 

というものがあります。

 

中学生くらいだと、何だかこの言葉の意味が
よくわからない、と思う人も多いかと思いま
すので、今回はこの言葉の解説と合わせて
効果的な勉強法の話をしたいと思います。

 

 

インプットとは?

 

まず「インプット」とはどういう意味でしょうか?

 

辞書を引いて調べてみると、

 

「外部にあるものを内部に取り入れること。」

 

と書いてあります。
何となくイメージははつかめますか?

 

ちなみにこの言葉を勉強で使う場合には、

 

「知識を暗記する」

 

という意味合いで使われることがほとんですね。

 

自分の外にある知識(=知らない知識)を
自分の中に取り入れるということです。

 

ですから、

 

インプット = 暗記すること

 

とまずは覚えてください。

 

 

アウトプットとは?

 

先ほどと同じように、これも辞書でひいて
みると、

 

「内部に入っているものを外部に出すこと。」

 

と書かれています。
先ほどのインプットとは反対の意味ですね。

 

ではこれを勉強に当てはめるとどうなるか?

 

インプットが知識を中に取り入れることでし
たから、アウトプットは知識を外に出すこと
です。つまり、

 

アウトプット =  問題を解くこと。
(知識を使うこと)

 

になります。

 

 

インプットとアウトプットどちらが大事?

 

ここまでで、勉強におけるインプットとアウ
トプットの意味についてはわかってもらえた
かと思います。

 

では実際にこの2つのうち、どちらの方が
勉強には大事なのか?

 

そんな質問もときどき受けますので、ここで
その回答をしておきますが、結論から言うと

 

「インプット」

 

の方が大事です。

 

基本的に勉強するということは、新しい知識
をどんどん自分の中に取り入れていくという
ことですからね。

 

いくら勉強時間が長くても、その時間の中で
十分なインプットがされていなければ、その
時間勉強した意味はありません。

 

・ただ机の前に座っていた(だけ)
・ただ書いていた(だけ)
・勉強していた(つもり)

 

なわけです。それで満足している人っていう
のはいつまで経っても成績が伸びないわけです。

 

ですから、勉強することとは、しっかりと
勉強しただけの知識をインプットすること
なんだと理解しておく必要があります。

 

こういう話をすると、

 

「暗記だけじゃ、応用問題は解けないじゃないか!」

 

と反論を唱える人がいますね。
もちろんそれもそうだと思います。

 

ただ、基礎的な内容の暗記、すなはちインプ
ットができてない状態で応用問題が解けるか
というと、それはムリだと誰もが気づけるはずです。

 

インプットだけでは確かに応用問題は解けま
せん。でも十分なインプットがなければ応用
問題が解けないというのも、また事実なわけです。

 

ですから応用問題を解くためにも"まずは"
インプットからと言っているわけなんです。

 

 

アウトプットをすることの意味

 

ここまで勉強にはインプットが大事だという
話をしてきましたが、

 

「じゃあ、アウトプットは大事じゃないのか?」

 

なんて疑問を抱く人もいると思いますので
その点を解説しますね。

 

先ほどから言っているように、勉強にとって
最も大切なのは「まずインプット」をする
ということです。

 

ただ、

 

「インプットはインプットだけでは十分にできない」

 

という性質もあるんですね。

 

実は、インプットはアウトプットとセットに
なって、始めてその効果を発揮することができます

 

つまり、インプットするためにアウトプット
は不可欠な存在ということですね。

 

ですから先ほど「大切なのはインプット」と
言いましたが、だからといってアウトプット
が必要じゃないということではないわけです。

 

むしろ同じ程度に必要だということです。

 

 

きちんと勉強するために

 

ではここまで話して内容を踏まえて、最後に

 

「きちんと勉強する」

 

という話をしておきます。

 

何度も繰り返し言っているように、勉強で
まず大事なのは知識のインプットをすることです。

 

ただ、

 

インプット→インプット→インプット・・・

 

という繰り返しだけでは十分な効果は期待
できないんですね。

 

そこで心がけて欲しいのが、インプットと
アウトプットを1セットにするという勉強の
やり方です。

 

つまり、

 

インプット+アウトプット

インプット+アウトプット

インプット+アウトプット

 

という流れですね。

 

覚えたら問題を解いて確認をする、これを
徹底しましょうということです。

 

なぜこれをするかというと、
アウトプットがないままだと、インプット
したつもりで終わってしまう可能性があるからです。

 

きちんとアウトプットをセットにすることで
それを避けることができます。

 

これが「きちんと勉強する」ということなんですね。

 

また、知識というのは、出し入れが多いほど
頭の中に定着するという性質もあります。

 

ですから、1回インプットで頭に入れるだけ
ではなく、すぐアウトプットして1度出して
あげることで、定着にもつながるということなんですね。

 

インプットとアウトプット。

 

これからはしっかり意思して勉強してみて
ください。

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