さて今回は、家庭学習用に問題集を買
うときの選び方について、そのポイン
トをお話したいと思います。
前回記事
問題集を親が買ってはいけない理由
と合わせて問題集選びの参考にしてく
ださい。
今回お話するポイントは３つです。
まず１つ目のポイントは、
「使用目的に合ったものを買う。」
ということです。
問題集を買う目的は人によって様々で
す。
例えば、
・受験勉強のため
・定期テスト対策のため
・苦手克服のため
・前学年の復習のため
・更に実力を伸ばすため
・サラッと全体を復習するため
・たくさんの問題量をこなすため
などなど。
もっともっと細かい目的をイメージし
て買いに行く人もいると思います。
問題集を買うときには、買う前にまず
この目的をはっきりさせておくこと、
そして実際に買うときには、その目的
に合ったものを買うことが大切です。
そういう目的を意識した買い方をしな
いと、いざ買って持ち帰ったときに、
「あれ、なんか違うぞ？？」
「こんなのをやりたいんじゃ
なかったのに…」
ということになってしまいます。
そもそも問題集１冊１冊にも、
「この問題集はこういう人に使って
欲しい。」
「この問題集はこういう風に使って
欲しい。」
という、その問題集を作った人や会社
の意図が隠れています。
その意図とズレた買い方をしてしまう
と、先ほどのように後悔することにな
るのです。
ちなみにそのような問題集製作者の意
図は、各問題集最初の部分に書かれて
います。
まずはそこに目を通し、自分がイメー
ジしている使用目的と合っているもの
かどうかを確認してみてください。
続いて問題集を選ぶ際の２つ目のポイ
ントは、
「解説ページが多いもの買う。」
ということです。
世の中にはたくさん問題集が売られて
いますが、各問題集によって、問題数
やのボリュームは大きく異なりま
す。
学校や塾で使用する問題集であれば、
問題を解いた後に先生が解説を加えて
くれるでしょうから、問題だけしか
載っていない問題集でも構いません。
ただし、家庭で問題集を使う場合は、
家庭教師の先生を雇う、もしくは親が
しっかり教えるという以外、自分で解
説を読んで理解しなければなりなせん。
ですから、家庭用はなるべく解説ペー
ジが多く、詳しく解説してくれていそ
うなものを選んでおく必要があるわけ
です。
仮に答えしか載っていないような問題
集だと、わからないことが解決できず
苦労することになりますからね。
そして最後のポイント３つ目ですが、
「自分に合った解説のものを買う。」
ということです。
先ほど２つ目のポイントで解説ページ
の分量が多いものを買うようにという
お話をしました。
昔に比べ、最近は解説ページが多いも
のが増えてきていると思います。
ですから、ただ解説ページが多いもの
だけを選ぼうとすると、候補が複数
出てきてしまって、結局そこで迷って
しまうということになります。
そう迷ったときに意識して欲しいのが
この３つ目のポイントです。
解説がいくら豊富そうに見えても、
自分にとって分かりやすい解説でなけ
れば意味がないわけです。
ですから、たくさん書かれている解説
が自分に合っているかどうかを購入前
にきちんと確認しておく必要がありま
す。
その確認の仕方ですが、買おうとして
いる問題集の中で、自分が苦手だと思
う問題が載っていそうなページを探し
てみてください。
そのうちの１問だけを選んで、問題を
見た後、解説ページにも目を通します。
これを見て実際にすっきりとわかるか
どうかを判断します。
自分が苦手な問題を選んでいるはず
なので、解説が分かりやすくなければ
？？？ってなりますね。
同様の問題を、別の候補となる問題集
からも探して、同じく解説を読んでみ
てください。
ここでのポイントは、同じ単元の、な
るべく同じ内容の問題で見比べること
です。
そうすることで、どちらの問題集の
解説の方が、自分にとってわかりやす
いかを知ることができます。
以上、問題集選びのポイントについて
お話してきました。
１．使用目的に合ったものを買う。
２．解説ページが多いもの買う。
３．自分に合った解説のものを買う。
これらを意識して、最適な問題集を
見つけ出してください。
