目標設定の仕方

目標設定の失敗例(2) 「問題集を終わらせる」

さて今回は前回に引き続きで、目標設
定のNG例について解説をしたいと思い
ます。

 

失敗例の2つ目は、

 

「今月中に英語の問題集を
1冊終わらせる。」

 

というものです。

 

一見、頑張る意欲はあるんだなと思え
る目標ではありますが、このままでは
十分に結果を残せない可能性がありま
す。

 

なぜなら、この目標の最終地点が、

 

「問題集を終わらせる」

 

ところにあるからです。

 

 

多くの人は、この「終わらせる」とい
う言葉を、

 

「最後まで解ききる。」

 

という意味で使っています。

 

もちろん最後まで解ききることは大事
なことではありすし、大変なことでも
あります。

 

しかしながら、最後まで解ききること
だけを意識しすぎると、解いたけど、
結果的に何も身についていないという
ことも起こりえるわけです。

 

果たしてこれで本当に目標が達成され
たと言っていいでしょうか?

 

「今月中に英語の問題集を
1冊終わらせる。」

 

という目標を立てた人は、

 

「1ヵ月後には、この問題集の問題は
解けるようになっているぞ!」

 

とイメージしていたはずです。
(本当に終わらせることだけを考えて
いた人以外は。)

 

でもいつの間にか、問題が解けるよう
になることより、最後まで解ききるこ
との方がメインになってしまったんで
すね。

 

 

今回のケースであれば、目標を決める
段階で、

 

「今月中に英語の問題集の問題を
全て自力で解けるようにする。」

 

としておけば、単に終わらせることだ
けで終わってしまうという事態は避け
られると思います。

 

 

目標を立てるときに、

 

・何かを終わらせる

 

または

 

・最後までやりきる

 

というような目標になるときは、必ず

 

「どうなれば、きちんと
終わったことになるのか?」

 

「どうなれば、最後まで
やりきったことになるのか?」

 

ということを意識したものにすると
いうことを覚えておいてください。

 

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