高校受験の勉強法

高校受験の勉強法(7)夏休みの勉強計画と秋からの逆転方法

 

今回は受験に向けた夏休みの勉強計画についてお話をしたいと思います。

もう夏休みも終わってしまいましたので、
このタイミングで夏休みの計画の立て方を書くのもどうかと思いましたが、

来年以降に受験するという中1、中2生に
先に中3の夏の過ごし方を知っておいてもらうのと、

あと、現中3の人であれば、正しく夏を過ごすことが出来たのかどうかを
振り返ってもらうために敢えてこのタイミングで書いておきたいと思います。
(*念のため秋からの逆転方法についてもあとに書いておきます。)

 

夏休み中の勉強計画を立てるポイントは、

1.学校の宿題は7月中に終わらせる。
2.お盆までの計画にしておく。

という2点です。

これらについて、ここから細かく解説をしていきます。

 

1.学校の宿題は7月中に終わらせる。

これについては、8月中しっかりと受験勉強をする時間を取るためですね。
学校の宿題が残っているうちは、どうしてもそっちの方が気になって
それ以外の勉強に集中することが難しいと思います。

ですからなるべく早めに宿題を終わらせて、
気持ちをすっきりさせてしまうことが大切です。

なお、夏休みの宿題をスムーズに終わらせるコツとしては、

「勉強系の宿題を後回しにする。」

ということです。

多くの人は、問題形式になっている勉強系の英語や数学などの宿題を先にやろうとします。
そうして美術の作品づくりや歴史新聞作りなど、それ以外のものを後回しにしがちです。

ただこういうやり方をすると、勉強系の問題を全て解き終わった段階で一段落してしまい、
それ以外のものがいつまでも手付かずのままになってしまうんですね。
で、結局夏休み終わり直前になってバタバタと絵を描き始める・・・なんてことになるわけです。

そうならないためには、敢えて勉強系以外のものから手をつけ、
そちらを先に終わらせるようにします。

やってみればわかりますが、このやり方で勉強系以外が先に片付くと、
驚くほど気持ちが楽になるはずなんです。

学校の宿題が多くて、全てを7月中に終わらせるというのが難しいようであれば、
出来る限り、この勉強系以外のものを7月でやりきる計画にしてください。

そしてそれが終われば、一旦勉強系の宿題は置いておいて、もう苦手の復習に入ってしまいます。
その理由はこのあとで話します。

 

2.お盆までの計画にしておく。

夏休みの計画を立てようとすると、夏休みはじめから夏休み終わりまでの計画にする人がいるのですが、
そうではなく、一旦お盆までの計画にしてください。

お盆が終わるまでに、やっておくべき復習が全て終わる計画にしておくという意味です。
そうしておいて、やりきれなかったものをお盆以降に補う形にします。

これを最初から夏休み終わりギリギリまでの計画にしていると
結果的にやり切れなかったものが残った場合に、
それを補う時間が取れなくなってしまいます。

また、お盆までという限られた時間の設定にしておくとで、
何でもかんでもやる計画ではなく、
やるべきことに優先順位をつけた計画にすることもできますね。

ですから、とりあえず夏休みの計画を最初に立てるときには
お盆までの計画にしておいてください。

 

で・・・

 

先ほど勉強系の宿題を後回しにして、
先に復習に入るという話をしましたが、その理由は、

先に復習を済ませてしまった方が、学校の宿題をやるペースも上がるでしょうし、
またそれをやること自体が復習にもなるから、です。

自分の苦手なところの復習を先にやることで、
当然ですがやる前より実力はアップしていますよね。

そうすると復習をする前と比べて学校の宿題をやるスピードも
早くなっているはずなんです。

「あ、これこの前復習したから出来るぞ!」

という感じで。

逆に学校の宿題で出来ないところがあるならば、

「おっと、ここは復習不足だったな・・・」

と気づくこともできます。

これが、夏休みの勉強系の宿題よりも、
苦手の復習を先にしてしまうことの効果です。

 

以上のようなポイントも踏まえて、

 


<夏休み開始前>

・苦手な単元や項目の確認(一覧作成)
・計画の作成

<夏休み開始~7月末>

・夏休みの宿題(勉強系以外)
・苦手克服のための復習

<8月~お盆>

・苦手克服のための復習に集中

<お盆明け~>

・夏休みの宿題(勉強系)
・復習不足だったところの復習


 

という流れで計画が立てれるといいですね。

 

秋から挽回する方法

さて、この記事を夏休みが終わってから読んでいる人も
いると思います。

そんな人たちの中には、

「夏休み全然勉強できなかった・・・やばい…」

と思っている人もいることだと思います。

そういう人が秋から挽回するにはどうしたらいいか?
という話をします。

ただし、挽回と言っても、
夏に本気で頑張れた人たちとは大きく差をつけられている
という意識はしっかり持ってください。

普通に考えて、夏休み数十日分をこれから取り戻すのは不可能です。

受験はよくマラソンに例えられますが、
1年間走り続けている中で、夏休み自分はゆっくり歩いてた。
でもライバルたちは先へドンドン走っていってた。

そこに簡単に追いつけると思いますか?

いまさら待ってくれと言ったって待ってくれません。
ちゃんと走らなかった自分が悪いんです。

普通に走るくらいじゃ無理でしょうね。
ですから、これから先は本気で、全速力で走る覚悟を決めなければなりません。

そうする気持ちがないのであれば、これから先の記事を読んでもきっと無意味です。
ライバルに簡単に追いつける、魔法のような勉強法はありませんから。

 

さて、どうしても追いつきたい、がんばりたいと思うなら、
大事なのは、しっかり優先順位をつけて勉強することです。

そのためにまずは、

・夏にやろうと思っていて出来なかったことは何か?
・今自分が苦手だと思っているもの(単元)は何か?

を、すべて一枚の紙に書き出してみます。

そして、それと合わせて、志望校の出題傾向を確認します。
(*傾向の話は高校受験の勉強法(4)過去問はいつから始めればいいか?を参照)

すると、

「あ、この単元は毎年出てるし、絶対やっておかないとやばいな…」

ってものが必ず出てくるはずです。

そういうものを優先的に勉強していくようにするのです。

なお出そうな単元がたくさんある場合は、
そのうちでも自力で克服できそうなものを選んでください。

毎年出題されるからと言っても、
難易度が高いものや、克服するのに時間がかかりそうなものなどは
はずして考えます。

なぜそんなことをするのか?

だって、難しくて考えてもわからなかったり、
ものすごく時間がかかったりすると、やる気がなくなりませんか?

いくら今は頑張ろうという気持ちになっていたとしても、
困難にぶちあたれば、やはりその気持ちも薄れてしまいます。

大事なのは、勉強を少しずつでも継続し続けることです。

ですから、継続の妨げになってしまいそうな単元は敢えて避けるようにします。
そしてそういう単元は、自分でやろうとせず塾や学校の先生に教えてもらってください。

 

ちなみに、塾に行ってないし、学校の先生にも聞きづらいし、という人は、
短期間だけ家庭教師を依頼するというのも一つの手です。

塾と違って家庭教師であれば、
カリキュラムが決まっているわけではないので、
自分の教えて欲しい単元を集中して教えてもらうことができます。

また塾のように入会金がかかることもないので、短期にはもってこいです。

ときどき、どこの家庭教師がオススメかを聞かれるのですが、
こういう使い方をする場合は、なるべく安価なところをオススメしています。

自分が知っている限りですが、

関東の方なら、

家庭教師のがんば
北陸や愛知県、関西や九州の方なら

家庭教師のデスクスタイル
が費用的には安く抑えられます。
もちろん安いだけではなく指導もしっかりしてくれるところです。

とりあえずはネットから無料体験を予約して
一度指導を受けてみるといいと思います。

その無料体験のときに、
自分が聞きたい問題を、きちんと分かりやすく教えてもらえるか
確認してみるといいでしょう。

 

また、その他の地域に住んでいる人や、
「自宅に来てもらうのがちょっと・・・」
と言う場合はインターネットを使った家庭教師もあります。

これだといちいち部屋を片付けたり、
2人きりになるのに抵抗があるという人も安心ですね。

インターネット家庭教師のNetty
最近はインターネット家庭教師も流行っているようです。
ネット環境によってはやりづらいという家庭もあるようなので、
こちらも一度体験授業に申し込んでみるといいですね。

 

以上、夏休みの計画の立て方と、
夏休みを上手に過ごせなかった場合の対処法について
お話をしてきました。

ぜひ参考にしてがんばってください。

 

 

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