前回の記事で最強の英語勉強法は音読であるという
話をしました。
今回は英語を音読する際の効果とそのやり方について
説明をしたいと思います。
まず音読の効果ですが、
これは継続すればするほど、英語の文やフレーズが
頭に残ります。
中学生や高校生は単語を覚えたり、教科書の本文を
覚えたりするときに、
とにかく書くという作業をしている人がいますが、
それでしっかりと頭にのこっているでしょうか?
もちろん書くことを否定しているわけではありません。
ただ、書いても頭に残らないなら別の方法を試すべき
ではありませんか?
単語が覚えられない、英語の文章が覚えられないと言う人は
ぜひここからお伝えするやり方で音読にトライしてみて
ください。
では実際のやり方です。
例えば、英単語を覚えるといった場合。
まずは覚えたい単語を10回くらい声に出して読んでみましょう。
このときは「正しく声に出して読めること」だけを意識して、
別に意味を覚えようとか、スペルを覚えようとかまでは
考えなくてかまいません。
読み方がわからない単語は辞書で調べたり、
インターネットで検索してみたりするといいでしょう。
なお、インターネットで検索してみるなら
天才英単語
というサイトがおすすめです。
発音を音声で聞くこともできます。
さて、
正しく読めるようになったら、
続いては意味を覚えていきます。
ここでのポイントは「まだ書かない」。
というところです。
英語を見て、先ほどと同じように発音をしながら、
日本語の意味を頭の中に思い浮かべます。
発音したあとに間髪入れずに意味を思い浮かべるように
するのがコツです。
例えば、
ハウエバー(しかしながら)、ハウエバー(しかしながら)
ハウエバー(しかしながら)、ハウエバー(しかしながら)
といった具合にやっていきます。
( )内に書かれた日本語の意味は、
声に出しても、出さなくてもかまいません。
頭の中でしっかり思い浮かべられるようにしてください。
いくつかの単語を上記の方法で覚えたら、
確認のためテストをしてみることをおすすめします。
(※テストの仕方、つくり方については別のところで書きます。)
今まで必死で何度も書いて単語を覚えていた人から
すると、こんな読むだけで覚えられるとは到底思えない・・・
となると思います。
実際にこれまで書いて覚えることができていた人なら
無理にこの音読方式に切り替える必要はありません。
今までのやり方を継続していけばいいと思います。
ただ、もし、そういう何度も書くやり方で覚えることが
できていなかったというのであれば、ぜひこの方法を
試してもらいたいと思います。
次回は、音読で覚えるとなぜいいのか?
その秘密を脳科学の視点から解説したいと思います。