今回は集中力が長い時間続かない原因
となってしまうことについてお話を
しておきます。
前回までお話してきたことを実践すれ
ば、集中できる学習環境は作り出せる
と思います。
そこまでできれば、あとは実際に集中
して勉強をスタートして欲しいのです
が、ただ、やり始めたはいいが長続き
しない・・・という人も多くいます。
そんな人たちを観察してみると、
『姿勢が悪い』
人が多くいることに気づかされます。
例えば、机にひじをついて勉強してい
たり、足を組んで勉強していたり、
また寝そべったような格好で勉強して
いる人もいます。
こういう悪い姿勢はカラダが疲れたり、
血流の流れが悪くなったりで、集中力
を早く低下させることにつながって
しまいます。
ですから、勉強するときはきちんと
した姿勢で取り組むことが大切です。
机やイスの高さを上手に調整して、背
筋を伸ばして勉強しやすい形にしまし
ょう。
ひじをついたり、机にもたれかかった
りした姿勢はNGです。
さて、今お話してきた姿勢と同じよう
に、集中力が長い時間続かない原因に
なってしまうものが他にもあるのでい
くつか例を挙げておきます。
まず1つ目は、
『睡眠不足』
です。
当たり前ですが、睡眠不足の状態では
眠くて集中力も発揮できません。
なお睡眠不足で集中できないのは、家
での学習に限ったことではありません。
夜遅くまで起きていると、翌日学校に
行ってからが非常に眠く、そこでも集
中もできません。
そうすると先生が授業中に話していた
大事なところを聞き逃してしまう可能
性も出てきます。
そういう意味で睡眠不足は、家庭学習
だけでなく、学校での学習にも悪影響
を与えてしまう最悪な要素と言えます。
集中力以前の話で、勉強ができるよう
になりたいとのであれば、まずはしっ
かりと睡眠をとることが大事です。
さて、集中力が長続きしない別の原因
として挙げられるのは、
『温度』
です。
暑すぎても、寒すぎても、やはり集中
の妨げになります。
冬場は特に、あったかい部屋にし過ぎ
ると眠気も襲って来ますから、そこも
注意が必要です。
※冬場の温度については、
『頭寒足熱の勉強法』
を参考にしてください。
そして最後にもう一つ、集中力が長続
きしない原因になるのが、
『満腹感』
です。
満腹感が直接集中力に影響を与えると
言うよりは、それにより結果的に眠気
を誘うから、ということになります。
食事を食べた後には副交感試験が働く
ため、眠くなりやすいのですね。
ですから、集中して勉強に取り組むの
であれば、多少空腹感があるときの方
がオススメです。
もちろん空腹過ぎると逆に集中できな
いと言う人もいると思うので、その場
合は何か軽く飲んで勉強に取り掛かる
といいと思います。
「これだけやりきったらご飯だ!」
という気持ちでやれば、より集中力も
アップしますね。
ここまで集中力が長い時間続かない原
因についてお話をしてきました。
ぜひここに挙げたことを心がけて、
長く集中して勉強できるようにして
いきましょう。