朝に暗記することを完全に否定する
つもりはありませんが、朝より夜に
暗記した方が効率的ですよ、という
ことを理由を含めてお話します。
「暗記をするのは朝がいいですか？
それとも夜がいいですか？」
という質問をときどき受けることが
あります。
基本的におすすめしているのは『夜』
の方です。
なぜ夜の暗記をすすめるのか？
それは脳の仕組みと関係しています。
１日で得た情報は夜寝ているときに脳
によって処理をされています。
ですから寝る直前に覚えたことは忘れ
る前に脳によって処理をされるので、
忘れにくくなる効果が期待できると
いうわけです。
もちろんこの段階で「覚えたつもり」
では意味がありませんから、そうなら
なりような工夫は必要です。
※覚えたつもりにならない工夫につい
ては、
『覚えてもすぐ忘れてしまう』を防ぐ暗記方法
を参考にしてください。
では、反対に朝に暗記をするとどうな
るのでしょうか？
昼間にはたくさんの情報が頭の中に
飛び込んできます。
そうすると朝におぼえたことが、それ
らの新たに入ってくる情報にかき消さ
れて、夜に脳が処理するまでに忘れて
しまう可能性が高くなってしまうので
す。
あいまいにしか覚えられていないもの
は特に忘れてしまう確率が高まります。
ですから、なるべく暗記物は夜の寝る
前にすることをおすすめしています。
ただしここで１点注意があります。
いくら暗記は夜にやるのがいいと言っ
ても、眠くてウトウトしながらの暗記
では頭には入ってきません。
つまり、夜は夜でも、暗記は眠くなる
前に済ませる！というのが鉄則です。
また夜覚えたことを、朝起きてすぐ
復習をするという習慣をつけておくと
非常に効果的です。
これをするための工夫として、夜に
暗記をしながら、翌朝にすぐ取り組め
るような小テストを自分向けに作って
おくとよいでしょう。
そうすれば貴重な朝の時間を無駄に
使ってしまうことも防げます。
寝る前に暗記をしながら小テストを
作成
↓
朝にその小テストを実施
という流れをぜひ取り入れてみてくだ
さい。
