中学英語の勉強法

【秘伝】書いても覚えられないを脱出する英文暗記のコツ

 

今回は英文を覚えるコツについてお話します。

テスト前に教科書の英文を覚えようとしてもなかなか覚えられず
苦労したという人も多いかと思います。

これからお話する内容は、
英文暗記が苦手な塾生たちの多くが取り組み、
そして結果を出した方法です。

塾の中では通称<やだか流>と呼ばれています(笑)

 

多くの人は、英文を覚える場合、
とにかく何度も英文を書きまくって覚えようとするのですが、
そのやり方だと非常に効率が悪いです。

「書いても書いても覚えられない・・・」

そういう経験をしたことがある人は
以下に説明する<やだか流>の3STEPで英文を覚えるようにしてみてください。

 

英文を暗記するときの3STEPとは、

1.覚える英文を分析する。
2.音読する
3.書いて覚える

というものです。
それぞれについて細かくここから解説していきます。

 

1.覚える英文を分析をする。

まずは覚えようとしている英文を分析してみます。

分析とは、使われている単語や熟語、文法知識などを参考に、
その英文のつくりを把握するということです。

分かりにくいと思いますので一例を挙げると、

“ He goes to school by bus . ”
(彼はバスで学校に行きます。)

という英文があった場合には、

主語は「彼は」だから“He”で文が始まって、
次に来る動詞は「学校に行きます」だから“go to school”の“ go ”。
でも3単現の“ s ”を忘れないように“ goes ”。
最後は「バスで」だから“ by bus ”をつけて完成。

といった感じの分析になります。

細かい部分にも気をつけながら、
日本語のどの部分が、英語ではどの部分に対応しているのか、
また、なぜそのような英語になっているのかを
しっかり理由付けできるようにします。

誰かに説明できるくらいまでになれるのが理想です。

自分で理由付けができないところは
学校や塾の先生に聞くか、
教科書ガイドを利用するといいですね。

なお後で見直したときにすぐその分析内容が思い出せるように、
ノートに写した英文の中に、大事なことはメモしておきましょう。

ここでメモしておかないと、
また忘れてしまった場合に振り出しに戻ってしまいますので。

わけもわからず英文を覚えようとすると
とても時間がかかってしまうだけではなく、
覚えてもすぐに忘れてしまいます。

ですからまずは、
このように英文の分析をして、しっかり理解することが大切。

それから覚え始めるようにしてください。

 

2.音読する

英文のつくりが理解できたら、続けてそれを暗記していくわけですが、
いきなり書いて覚えるということはしません。

その前にまずは音読をしておきます。

黙読ではありません、音読です。
つまり声に出して読むということですね。

音読は、
目で見て、口を動かし、耳で聞いて・・・
と五感を多く使う方法です。

こうすることで記憶が強化されます。

(*詳しくはこちらの記事も参考にしてください。)

 

ただ、1度声に出して読んだくらいではその効果も薄いですから、
20回くらいは読んでおきたいですね。

そうするとどういうことが起こるか?

20回も声に出して読めば、
何となく英文が頭に残ると思います。

全てが頭に入っていなくても、
この単語のあとには、こんな単語が来ていた気がする・・・
という感じで、頭ではなく、口や耳が覚えているという
感覚でしょうか?

何度も口ずさんでいる歌の歌詞の続きが
特に意識をしなくても自然と口から出てくるという状態に
似ているかも知れません。
(*厳密にはちょっと違うのですが・・・)

ここで音読する目的は、
完璧に英文を覚えるのではなく、
上記のように

「何となく」

英文の流れの感覚をつかむことです。

この感覚があとで書いて覚えるときに
とてつもなく大きな効果を発揮します。
実はここが<やだか流>の一番のポイントでもあります。

 

なお音読するときには
なるべく正しい発音やアクセントも意識してください。

こうすることで発音問題やアクセント問題にも
対応できます。

教科書本文を音読することは、
本文暗記につながるだけではなく、
発音やアクセント問題にも強くなれる
一石二鳥の方法なんですね。

さて、20回音読ができたら、
いよいよ書きながら英文を暗記していく段階に入ります。

 

3.書いて覚える

いよいよ最終段階です。
これまで声に出して音読していた英文を、
今度は実際に書いて覚えていきます。

まずは教科書の英文を書き写してみましょう。
なおこのタイミングではまだ見ながらで構いません。

音読である程度頭に入っている人であれば
見ないで書いてみてもいいかも知れません。

こうやって書くときには、
最初にやった英文分析の内容をしっかり思い出しながら
書くようにしてください。

思い出せないものはノートに書いたメモを見返してください。

 

2,3回、英文を見ながら書き写したら、
今度はそれを見ないで書けるかチャレンジしてみます。

英文の解説を思い出しながら、ゆっくり書いてみましょう。
大文字、小文字、sの着け忘れ、ピリオド、?マークなど、
細かいところにも注意しながら書きましょう。

書けたら教科書の英文を見ながら、
正しく書けているか確認をします。

正しく書けていれば(=覚えられていれば)
次の英文にチャレンジします。

あとはこの繰り返しです。

しっかり分析と音読ができている人であれば、
割とスムーズに覚えていけると思います。
もちろんそれでも1回や2回書いたくらいでは
覚えられないかも知れません。

「何回くらい書いたらいいの??」

と思う人は、

何回書けば覚えられるか?

を参考にしてくださいね。

 

 

以上のような流れで教科書の本文を暗記していきます。

繰り返すと、

1.覚える英文を分析する。
2.音読する
3.書いて覚える

というものでした。

テスト範囲が広くなれば、暗記する英文の数も増えて、
その努力も大変になります。

大変だからこそ、その大変さに立ち向かった人には
結果と喜びが付いてきます。

今回お伝えした勉強法を参考にしっかりと本文暗記に取り組んでください。

 

※暗記をもっと極めたいならこちらの記事も読んでおいてください!

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