勉強計画の立て方

勉強の計画を立てる方法|いい計画とは?

 

 

定期テストで点数を取るためにとても重要になってくるのが、
勉強の計画を立てることです。

計画の無いまま勉強をするのは、
地図を持たずに知らない土地を旅行するようなものです。

自分では目的地(=目標)に向かっているように思っていても、
実はとっても遠回りをしていたりだとか、
予定していた時間(=テスト日)に間に合わないということが起こってしまいます。

 

今回から数回にわたって、
そんな勉強の計画の立て方についてお話をしていきます。

なお話の中心は定期テストに向けた計画の立て方ということにしていますが、
実力テストや模擬試験、
また受験に向けた計画の立て方の参考にもなると思いますので、
そのつもりで読んでみてください。

 

まず初回の今回は

いい計画とはどんな計画?」

というテーマで、お話したいと思います。

 

どうせ勉強の計画を立てるなら、いい計画にしたいですよね?

自分が考えるいい計画の条件とは、

1.実行可能である
2.目標クリアが実現できる。
3.やる気が継続する

この3つのポイントをおさえた計画です。
実はこれ以外にも考えるべき点はあるのですが、まずはこの3つが重要ってことです。

それぞれについて解説をしていきますね。

 

1.実行可能である。

当たり前ではありますが、せっかく計画を立てても、
それを実行しなければ意味がありません。

ですから、そもそも実行できるものなのかどうかというのは
計画を立てる上での大きなポイントとなります。

 

例えばですが、

「1日に問題集を10ページ進める!」

という計画を立てたとしましょう。

見た感じ10ページくらいなら何とかなるかな?
と思える数字ではあります。

ただ仮に、問題を解いて、答え合わせまでしっかりやるのに
1ページだけで30分前後かかると想定すると、
10ページ分で合計約5時間必要ということになります。

1日に問題集をやるだけで5時間。
果たしてそんな時間を本当に確保できるでしょうか?
ちょっと無謀な気がしますよね?

あまり深く考えず、
何となくのやる気だけで計画を立ててしまうと
このようなことが起こりがちです。

そうならないために、実行可能な計画を作るためのポイント
3つ紹介しておきます。

 

1.予想時間を考える。

実現不可能な計画になってしまわないためには、
1回量とそれにかかる予想時間を、ある程度考えておく必要があります。

「この問題集なら1ページ10分くらいでいける。」
「こっちの問題集は1ページ30分はかかるかも。」

と大体の目安を出しておきます。
ここの目安時間はこれまでの自分の経験値から導き出してください。

もしそんな目安時間の予想を立てるのが難しいようであれば、
実際にその問題集を1ページだけやってみて、時間を計ってみたらいいと思います。

なお暗記系の目安時間を出すためには、
30分や1時間といった区切りを作って、
その間にどれくらいの数を暗記できたかたを記録しておきます。

そうすれば1個あたりの暗記にかかる大体の時間が予測でき、
何個覚えるためには何分くらい必要かの目安もわかりますね。

 

2.詰め込みすぎない

あれもこれもと、欲張って詰め込みすぎると
結果的に実行できない計画になってしまいます。

また、たくさんのことをやらなければならない・・・というストレスで
集中力が続かなくなってしまうことにもつながります。

もちろんこれは1日単位の話でもありますし、
1週間という期間で見た場合でもそうです。

詰め込みすぎずない計画にするためには、
やはり早目から勉強をスタートするのがいいですね。

これについては、また別の記事で詳しくお話します。

 

3.事前にやることを明確にしておく。

これもとても大事です。

例えば計画を立てると話をすると、

「今日は国語で、明日は英語、明後日は数学・・・」

のような計画にしてしまう人がいます。

その日にやる科目を決めるところまではいいのですが、
その中身をしっかりと決めていないところが問題です。

このような計画にしてしまうと、

「今日は国語だな。さて、何からやろうか?」

と、その日になってからやることを考えることになり、
そうやって考えてたり、準備をしてたりする間に
どんどん時間が過ぎていってしまうことになります。

こんな調子では十分に勉強できるはずもありません。

ですから、計画を立てる段階で、科目だけではなく、
その中身についても明確にしておくことが大事です。

 

以上3つのポイントを参考にして、
実行可能な計画にするようにしてください。

 

2.目標クリアが実現できる

計画通りにがんばった。でも目標は達成できなかった・・・
ではせっかく立てた目標も意味を持ちませんよね。

当たり前ではありますが、そもそもの計画が間違えていれば、
それに沿って努力をしたところで、目標達成は見込めないわけです。

 

例えばですが、
テストまでに100個の単語を覚えないといけない。
これをあと10日で覚える、という状況があったとしましょう。

こういう場合、多くの人は

「1日10個の単語を覚えていく」

という計画にしてしまいがちです。
でも本当にこれで大丈夫なんでしょうか?

 

このような計画の立て方をしている人は、テストで単語が出題されたときに、

「あれ、これ確か1週間前に覚えたんだけどな・・・」

という場面に遭遇する確率が高くなります。

こうなってしまう原因は最後の確認不足です。

テスト前の確認を怠ったために、
覚えたつもりでテストにのぞんでしまったわけですね。

 

計画上は1日10個のペースで覚え切れることになっていますが、
実際には途中で忘れてしまうものも出てくるわけです。

それを覚えなおす時間を考えられていないというのが
この計画のよくないところです。

つまりは、
ただ単純に問題集や暗記を終わらせる計画を考えるのではなく、
未定着な部分を確認し、それを復習する時間も加味した
計画にしておく必要があるということですね。

そこまでしっかり考えてこそ、目標クリアの実現に近づけるわけです。

 

3.やる気が継続する

これもとても大事なポイントになります。

勉強の計画を立ててから勉強に取り組んだことのある人の中には、

「計画を立てた最初はやる気があるんですが、やってる途中で、
だんだんやる気がなくなってくるんです・・・」

という人もいるはず。

せかっくいいスタートを切れたとしても、
最終的に失速してしまってはもったいないですよね。

そういう意味では、計画を立てたときのやる気が
きちんと継続するような工夫がされた計画であることも大切です。

こういう工夫があるかどうかで、
計画がきちんと実行できるかどうかも大きく変わってきますから。

このような工夫についても
また後々の記事の中でいくつか紹介したいと思いますので
楽しみにしておいてください。

 

さてここまで「いい計画」にするための
3つのポイントについてお話をしてきました。

まとめると、

1.実行可能である。
2.目標クリアが実現できる。
3.やる気が継続する

でしたね。

こういうポイントをおさえずに勉強の計画を立ててしまうと、
結局はやる意味の薄い計画になってしまいます。

そうなると計画を立てる時間そのものが勿体無いですよね。
上記3つのポイントをしっかり意識した計画にしてください。

 

次回は、

『じゃあそういう計画をいつのタイミングで作ればいいか?』

という話をしたいと思います。

 

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