勉強法コラム

恥ずかしい勉強自慢

 

今日のテーマは

恥ずかしい勉強自慢

です。

自分自身の学生時代を振り返ってみたり、
また生徒たちの話を聞いてみたりしながら
感じたことなのですが、学校の中では、
勉強に関する【恥ずかしい自慢】をして
しまっている人がいますね。

そのうちの2つを今回取り上げて解説したい
と思います。

 

自慢1:寝ずに勉強した自慢

 

テスト当日の朝。こんなことを言っている人
はいませんか?

「昨日は一睡もしなかった。」
「1時間しか寝てない。」
「朝の4時まで勉強してた。」

少なくとも1人は、あなたの周りにいること
と思います。

こういうことを言ってくる人は、

「へーすごいね~」

って言って欲しいわけですよ(笑)

 

寝る時間を極限まで削って、自分はものすご
く頑張って勉強したんだということを自慢し
たいわけですね。

勉強したということより、長い時間起きてい
たということをアピールしたいだけの人も
いるかも知れませんね。

そういう人に限って、大した点数は取れなか
ったりもします。

自分ではがんばってやったつもりなのに、です。

 

こうやって夜遅くまで勉強していたとか、
徹夜で勉強したとかは、まったく自慢になり
ません。

なぜならものすごく効率が悪い勉強のやり方
だからです。

 

人の記憶は寝ている間に整理され、忘れにく
くなります。

仮に1時間しか寝てないとか、徹夜したとか
だと、その記憶の整理が行われないため、
覚えたことを忘れやすくなってしまうんですね。

まあテスト前日にやったことくらいは頭に
残っているかも知れませんが、そいう覚え方
をしたものを、その翌日にはきっともう忘れ
てしまっているはずです。

ですから、寝ないで頑張った自慢をしてくる
子がいたら、

「へー、でもちゃんと寝ないと頭に残らないよ?」

と、親切にアドバイスしてあげましょう(笑)

 

 

自慢2:○時間も勉強した自慢

 

テスト前受験シーズンになってくると、生徒
同士でこんな会話を耳にすることがあります。

 

A君「なぁ、昨日どれくらい勉強した?」

B君「え、昨日?3時間くらいかな・・・」

A君「よーし勝った。俺は6時間やったぜ」

B君「6時間も??そりゃすごいな。」

A君「だろ。さすがにずっと6時間も座って
と、お尻も痛くなるけどな」

B君「そっか、じゃあオレもがんばるか。」

 

最終的にB君は動機付けされてがんばろうと
いう気持ちになったようなので、いいお話の
ように見えるのですが、ここではA君が、
勉強時間の自慢をしていますね。

6時間も勉強したということは確かにすごい
ことだと思いますが、ただ問題は中身がどれ
だけ伴っていたかということですね。

6時間勉強机に向かっていても、そのうち
本当に集中できていた時間がどれだけあるのか。

ここが重要です。

あとやり方が悪ければ、30分で出来ること
を1時間も2時間もかかってしまうことも
あります。

ですから、時間自慢はやり方もわかってて、
そしてその時間しっかり集中して取り組めて
いたという場合にのみ有効です。

 

あるとき、

「昨日1時間単語を勉強したけど、1個しか
覚えられませんでした。」

こんな生徒がいたのですが、これでは1時間
を無駄に過ごしてしまっているのと同じですよね。

勉強にはたくさん時間を取ることも大切です。

ただ、それだけじゃダメ。単に長く勉強すれ
ばそれでいいというわけではありません。

長時間やる場合は集中力を継続させるために
上手に休憩を取ることも大切です。

 

参考)上手な休憩のとりかた ~勉強上手は休憩上手~

 

ですから、○時間も勉強したって自慢してく
る子がいたら、

「へ~、で、何ができるようになったの?」

って聞いてあげてください。
(すごい嫌味ですね笑)

ここで答えに詰まるような場合は、
長い時間座ってただけである可能性が
大ですから。そこに気付かせてあげるのも
親切というものです。

 

 

以上、今日は2つの自慢話を取り上げました。

こういう自慢をしてくる子ほど、勉強法を
間違えてしまっている可能性が高いです。

そういう友人がいたら、ぜひこのサイトを
教えてあげてくださいね(笑)

 

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