勉強の悩みや疑問

勉強する時間が足りない!と悩んでいる人へ

 

今日は勉強する時間が足りない、なかなか取れないと言う人に向けた
お話です。

例えばですが、

「自分は部活動が忙しくて、勉強する時間がないんだ」

という人がいます。

こう言っている人のうち、
本当に勉強する時間がない人は、全体の1割もいません。
残りの9割以上の人は、 時間がないんじゃなくて、ただ時間を上手に使えていないだけ
なんです。

今回はその9割の人たちに対して、お話をしたいと思います。

 

さて、勉強する時間が足りないと悩む前に考えて欲しいことがあります。
それは、

1.今ある勉強時間をより効率的に使う。
2.新しい勉強時間を捻出する。

というの2つの点についてです。

ここからはこの2点について、
これまでに書いてきた記事の内容も振り返りながら
解説をしていきたいと思います。

 

1.今ある勉強時間をより効率的に使う。

今ある勉強時間をより効率的に使う為のキーワードは、

選択と集中です。

このキーワードは主に会社の経営なんかでよく使われる言葉なんですが、
実は勉強にもズバっと当てはまっています。

まず選択とは、自分にとって必要なものを選択し、
無駄な勉強を省くということです。

やっても結果につながらなかったり、
時間だけがかかったりしてしまう勉強を
なるべく省くようにします。

 

例えば、単語を覚えるためにその単語を100回書くという作業。
それだけで相当時間がかかりますし、
それだけ時間をかけても、ただ書いているだけでは覚えられません。
結果、その時間は無駄になってしまうわけですね。
(*「書いて覚える」と「書いたら覚えられる」の違いを参照)

 

また丁寧にノートまとめをする時間ももったいないですね。
5色も6色も使いながら、更にはイラストを描いて、それに色まで塗って・・・
そこまでする必要がありますか?それで頭に入りますか?

他にもいろいろありますが、このような無駄な時間を省くという
選択をするのが大切になります。
(*無駄な勉強法についてはこちらにもまとめてあります。)

 

そしてもう一つ省くものとしては、
自分のレベルに合っていない問題です。

基礎も出来ていないのに、応用にばかり手を出していては
結果にもつながりません。

また難しいものは解いたり考えたりするのに
必要以上に時間がかかってしまううえ、
定着までにまた更に時間も必要になります。

ですから、時間がないという人は、まず自分のレベルに合った問題を
確実に解けるようにすることに取り組み、

余裕がある場合のみ、さらにレベルの高い問題にもチャレンジするという
方針の方が現実的です。

 

以上のように、不要なものを切り捨てるという選択を
まずは行います。

 

そしてそこからは集中です。

この集中には2つの意味があります。

1つめの集中とは、先ほど選択した必要なものにのみ集中して取り組むという意味。
もう1つの集中とは、集中力という集中という意味です。

これをやると決めたら、1時間はそれに集中して取り組みます。
このときの集中力次第で、やるべきものをどれくらいの量こなせるかが決まります。

集中力を発揮するために必要なのはまず学習環境です。

勉強のための環境がしっかり整っているかどうかで集中力は大きく変わります。
そのあたりについては勉強に集中する方法 を参考にしてみてください。

 

以上、今ある勉強時間をより効率的に使うための選択と集中についての話でした。

 

そしてここでもう一つ、同じく今ある勉強時間をより効率的に使うため話として
付け加えておきたいことがあります。

それは覚えたことを忘れないようにする、ということです。

せっかく1時間かけて10個の単語を覚えても、
それを全て忘れてしまえば、その1時間が無駄になった印象を受けます。

ただ、1個でも2個でも覚えているものが残っていれば、
まだ勉強した甲斐があったかな、と思えるはずです。

1時間かけて全部忘れてしまったら、また1時間追加で時間が必要になります。
もし半分でも頭に残っていれば、30分で覚えなおしできるかも知れないわけです。

そういうのが積み重なっていくと、
この差って大きくなりますよね。

ですから、やったこと、覚えたことを忘れない工夫をするというのも、
勉強時間を効果的に使うためには絶対必要なことなんです。

こちらについては『覚えてもすぐ忘れてしまう』を防ぐ暗記方法

に詳しく書きましたので参考にみてしてください。

 

ここまでが「1.今ある勉強時間をより効率的に使う」というお話です。

 

2.新しい勉強時間を捻出する。

時間がないと嘆く人の多くは
自分がいかに無駄な時間を使っているかということに
気づけていない傾向にあります。

「いやー、自分は無駄な時間なんて1分も使ってないし!」

と言う人にほどやってみて欲しいのが、タイムログの作成です。

タイムログとは、1日の時間の使い方をメモしたもののことを言います。

例えば、

何時から何時までは睡眠で、起きたら何分で学校に行く準備をして・・・

という感じで、寝て起きて、また寝るまでに何をやったのかを
1日分記録してみます。

すると、

「帰ってから夕飯までの時間が何か空白だなぁ」
「テレビとゲームでこんなに時間使ってるのか・・・」
「お風呂長く入りすぎかなぁ・・・」

など、色々見えることが出てきます。
これまで1秒も無駄にしてないと思えてた人でも、
ちょっとここは時間の使い方もったいないな、というところに
気づけるはずです。

そしてそのうようなことに気づけたら、
無駄に使ってしまっているなと感じる勉強を
ほんの少し、勉強の時間に変えてみます。

例えば、

・夕飯までの時間を10分使う。
・ゲームの時間を10分減らす。
・お風呂の時間を10分減らす

これだけでも1日に30分は勉強時間を増やすことができるわけです。
ポイントは、どこかを一気に削るというのではなく、
少しずつ削るということ。

ここを一気に、

・ゲームの時間を1時間減らす!

などとやってしまうと、うまくいかない可能性が大ですから。

このように1日のタイムログを作ってみて、
その中から、勉強に使えそうな時間を探すということをしてみてください。

 

大事なことは意識

さて、ここまで時間が足りないと感じる場合の対処法についてお話をしてきました。
最後に、もう一つお話しておきたいのは、時間に対する意識の持ち方についてです。

今回のテーマのように、勉強する時間が足りないという人たちの中には、
部活や習い事に力を入れており、実際に勉強する時間があまり取れないと言う人も
少なからず存在するでしょう。

ただ、そういう人たちの持っている意識はほぼ次の2つのうちのどちらかに
分かれます。

「自分は忙しくて時間があまり取れないし、勉強時間が少なくても仕方ない。」
「自分は忙しくて時間があまり取れないけど、取れるだけ勉強時間を取ろう。」

さて、どちらの意識を持っている人の方が勉強ができるようになりそうですか?

同じ部活、同じ習い事をしてる人の中にも、
勉強時間を取れている人とそうじゃない人が存在しているのも確かです。

勉強時間が取れない原因を、部活や習い事のせいだとしてしまう人。
そうではなく、時間を取れない自分自身に問題があるととする人。

ここで大きな差が生まれてしまいます。

これまで相談を受けた中でも
部活や習い事を言い訳にする子に対しては、

「じゃあ、やめてしまいなさい。」

と指導していました。

やめたくないなら、言い訳をせず、
今回話をしたとおり、今ある時間を効果的に使う努力をするか、
新しい時間を生み出す努力をするかしかないわけです。

まずは、部活や習い事などを、言い訳にすることをやめること。
そうすることで勉強する時間も効率も自然にアップしてきます。

時間が足りない・・・と思う人は、今日の記事を是非参考にしてください。

 

 

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