効率のいい勉強法

『広く浅く』勉強するか、『狭く深く』勉強するか?

 

よく聞かれる質問に、

 

「テスト勉強って『広く浅く』やるものですか?

それとも『狭く深く』やるものですか?」

 

というものがあります。

 

正直いろんなケースがありますので、どちら
がいいとは一概には言うことはできません。

 

また、この2つだけでなく、場合によっては

 

『広く深く』
『狭く浅く』

 

という、やり方も考えられますので、結局は

 

1.広く浅く
2.広く深く
3.狭く浅く
4.狭く深く

 

という4つの勉強法が存在することになりますね。

 

というわけで今回は、この4つを使い分ける
場合の"基準"について、私なりの考え方を
お話したいと思います。

 

 

そもそも『浅い』、『深い』とは?

 

その前にまずお話しておきたいのが、そもそ
もの『浅い』『深い』という言葉の定義ですね。

 

広くとか狭くとかは何となくわかると思いま
すが、浅いとか深いとか言われてもピンと来
ないと言う人もいるかと思いますので解説を
しておきます。

 

まず『浅い』とは、単純な暗記だけで解ける
とか、それこそ重要な語句(教科書内の太字
など)、基本的な問題さえ解ければ何とかな
るというもののことです。

 

反対に『深い』とは、暗記だけでなく、しっ
かりとした理解も必要で、更には教科書の細
かいところや、応用問題なども解けるように
しておくことを指します。

 

ですから、広く浅くとは、

 

「広い範囲の基本問題や基本語句に関する問
題のみを解けるようにする。」

 

という勉強法のことで、狭く深くとは、

 

「狭い範囲ではあるが、しっかり理解し、
応用問題まで解けるようにしておく。」

 

という勉強法だということになりますね。

 

他の『広く深く』や『狭く浅く』という勉強
法も同じように考えてもらえれば構いません。

 

そんな意味での

 

1.広く浅く
2.広く深く
3.狭く浅く
4.狭く深く

 

の4つの勉強法を、状況に応じて使いわける
ことが必要になってくるというわけです。

 

 

何を基準に考えるか?

 

ではそういう4つの勉強の仕方をどのような
基準で使いわければよいか?その点について
話をしていきたいと思います。

 

最大の基準は、自分の目標とするテストの点
数です。

 

当然ですが、100点満点を狙う人であれば
『広く深く』という勉強の仕方で、どこから
どう出されても大丈夫なようにしておく必要
がありますね。

 

反対に、平均点くらいを狙いたいという人で
あれば、テスト範囲全てには手をつけない代
わりに、手をつけたところはしっかりやって
おくという、『狭く深く』という方法や、

 

反対に、深く、つまり応用問題が出されると
苦しいので、とにかく基本的な問題をきちん
とできるようにしておく『広く浅く』という
方法を取ることもできます。

 

あとは、その戦法で勉強した場合に、実際ど
れくらい点が取れそうなのかシミュレーショ
ンしてみるのも大事ですね。

 

つまり、『狭く深く』と『広く浅く』では
どちらの方が点が取りやすそうか?というこ
とを、前回のテスト問題を参考に探ってみる
わけです。

 

一例ですが、そもそもほとんどが応用問題に
近い問題ばかりが並んだテストの場合だと、
『広く浅く』戦略では、全くと言っていいほ
ど点がとれないわけです。

 

その場合は自ずと『狭く深く』で攻めていく
ことになります。

 

反対に、応用問題がそれほど多くだされてい
ないというテストであれば、『狭く深く』と
いう戦略よりは『広く浅く』の方が結果的に
点が取れやすいということになりますね。

 

このように、自分の目指したい点数を一番
効率よくとるにはどの攻め方がよいか、そう
いう基準で考えてみると、答えが見つかりや
すいかと思います。

 

また、テストまであと少ししか時間がない!
という場合は、『狭く浅く』という戦略を
とることも考えなければなりません。

 

この場合の『狭く』に関しても、過去のテス
トの傾向を頼りに、絞り込むわけですね。

 

例えば、

 

「英語は毎回アクセントが出せれてるな。

じゃあ、とにかくアクセントは覚えておこう」

 

という感じですね。

 

もちろんそうやって時間切れにならないよう
に、計画的に学習を進めることが大切だと
いうのは、言うまでもありませんが。

 

以上、ここまで4つの勉強法の使い分け基準
について解説をしてきました。

 

テストで毎回目標点数近くが取れている人は
こうやって自分なりの攻め方を考えられてい
るケースが多いですね。

 

反対に言うと、こういうことを全く考えない
で、ただ闇雲に勉強している人はとても効率
の悪いやり方をしてしまっているかも知れません。

 

ぜひ次回のテストに向けては、どの攻め方で
勉強するのかを一度考えてみてください。

 

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