効果的な暗記方法

社会は単なる暗記の科目なのか?

社会科は暗記の科目だとよく言われ
ます。

その理由は覚えていれば解けてしまう
問題が多いからでしょう。

ですから社会科が苦手な子に対しては
学校の先生も親御さんも、

「覚えるだけなんだから、しっかり
覚えなさい。」

というアドバイスが中心となります。

 

確かに暗記が中心となる社会科は覚え
ることができれば点数を取ることはで
きます。

ただそうは言っても、単純に言葉その
ものを覚えるだけでは点にはならない
というのも事実です。

 

例えば、歴史上の人物に『源頼朝』と
いう人がいます。

社会科が苦手なA君はテストに向けて
この源頼朝という人物名を何度もノー
トに書いて覚えました。

「この人が出てきたら絶対書ける!」

と自信満々です。

 

しかしながら、テスト当日、運よく
問題として出題されたにも関わらず
A君は答えることができませんでした。

さて、原因は何だかわかりますか?

実はA君は『源頼朝』という人物の
名前は書けても、その人物がいったい
どんな人物なのかを知らなかったので
す。

更にAくんはその人物の名前の読み方
を「みなもとよりあさ」だと思って
いました。

 

「こんな子いないよ」

と思われるかも知れませんが、社会が
苦手だという子には結構多いパターン
です。

 

要は、用語を覚えていない以前に、
その用語の意味が分かっていないの
です。中には今回のケースのように
読み方すらわかっていないことも。

こんな状態で無理にその用語を書いて
覚えても、テスト本番で役立つ知識
にはなりませんよね。

 

ですから、いくら社会は暗記の科目
だとはいえ、ただ単に用語を暗記する
というだけはなく、その用語の中身を
しっかり理解した上で暗記する必要が
あるというわけです。

 

「社会は覚えるだけだ!」

 

と言うアドバイスでは、理解すると
いう部分がおろそかにされてしまう
可能性があるので、注意が必要なわけ
です。

覚える前に理解するのは当たり前、
というのは大人の発想。
(または社会科が大好きな人の思考)

社会が苦手な子どもたちは、そのこと
に気づけていないからこそ、苦手に
なってしまっているわけです。

 

社会科のテスト勉強をするとなると、
結構な確率で教科書の太字部分を覚え
るという作業をする人がいます。

それはそれでOKなのですが、問題な
のはその太字の用語の内容を本当に
理解できているかどうか。

 

この用語の意味はなんだろう?この
人物は何をした人物なんだろう?とい
うことが分からなければ、しっかり
教科書やノートを読む込むか、誰かに
聞くということをしなければなりませ
ん。

そこを手抜きして、ただ太字を書いて
覚えるだけの作業をやっていると、
テストでは点が取れないわけですね。

 

社会は確かに暗記の科目です。

ただし、理解したものを暗記すると
いうことを忘れないでください。

 

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