効果的な暗記方法

「書いて覚える」と「書いたら覚えられる」の違い

何かを暗記するときに

「書いて覚えなさい!」

というのは、学校の先生や親御さんが
よく子どもにするアドバイスですね。

 

ずっとずっと昔から、この

「書いて覚える」

というのは暗記方法の定番となって
いますから基本的に誰もそれを疑わな
いわけです。

 

しかしながら、

「書いて覚える」

「書いたら覚えられる」

と勘違いしている人がいるので注意が
必要です。

 

どういうことか?

 

適当に書いているだけでは、何回書い
ても覚えられないですよ、ってこと
です。

 

例えば、英語の単語を10個覚えると
します。

ノートの最初の行にまず最初の単語を
10回書き、それが書き終えたら、
次の行に2つ目の単語をまた10回
書く。

これを繰り返して、その先も同じよう
に10個目までを書いていく。

こういう流れでやっていくと、最終的
にはノートに100個の単語が書かれ
ている状態になりますね?

 

ただ、このようなやり方では、がんば
って書いたにもかかわらず、結局1個
も覚えられていないという状態になっ
てしまうことがあります。

そして、

「書いても覚えられないから、自分は
記憶力がないんだ・・・」

とあきらめてしまうわけです。

 

さて、このやり方のどこがまずいか
わかりますか?

 

まず、このようなやり方をしている人
の多くは、単語を覚えることよりも、
単語を10回書くということに意識を
置いてしまっています。

「とにかく10回書くんだ・・・」

と、黙々と書き続けるわけです。

つまり覚えようとする気持ちが薄いん
ですね。

 

中には音楽を聞きながら、ひたすら
覚えたい単語を書き続ける人もいます
が、そんなやり方で頭に入るはずも
ありません。

 

これが「書いて覚える」を「書いたら
覚えられる」と勘違いしている典型的
な例です。

「覚えよう」という意識が薄い状態
では、いくら書いても覚えられるわけ
がありません。

 

「書いたら覚えられる」のではなく、
覚えようと意識して「書いて覚える」
というのが正解です。

この違いがわかりますか?

 

書いても覚えられないという人は、
きっとこの覚えようとする意識に欠け
ているんだと思います。

先ほど例に挙げましたが、音楽を聞き
ながら書いて覚えるというのは全く
意味を成さない勉強法です。

書いて覚えようと思うときには、集中
できる環境で、1回1回書きながら、
覚えようとしっかり意識することが大
切だということですね。

これまで書いても覚えられないと嘆い
てた人は、今一度自分のやり方に問題
が無かったか振り返ってみてください。

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